岐阜市田神にある内科・呼吸器内科の石川内科クリニック

熱中症を予防しましょう

今回は、これからの季節で特に注意が必要な「熱中症」に関するお話をします。

熱中症とは、高温多湿な環境により、体内の水分・電解質のバランスが崩れたり、
体温調節機能が麻痺することにより、めまい、筋肉痛、大量発汗、頭痛、吐き気、
ひどくなると、けいれんや意識障害がおきる病気です。
まだ暑さに慣れない7月は、とくに重症の熱中症の発生が多いという統計もあります。 

熱中症の予防は、
こまめな水分補給（電解質を含むスポーツドリンクもおすすめ）、
通気性、吸湿性のよい服装を心がけること、
エアコンなどをうまく活用し暑さを避けること
などです。
節電が言われていますが、エアコンの過度な使用制限は危険です。 

熱中症というと、炎天下の屋外でかかるイメージがあるかもしれませんが
最近は、高齢者の方が、住宅内で熱中症になるケースに特に注意が必要とされています。
高齢者の方は、暑さに対する感覚や体温調節機能が低下してる場合もあり、
のどの渇きや暑さを感じる前に、水分補給をしたりエアコンを利用したりすることがポイントです。
就寝中も油断はできません。ご家族の方の協力も重要ですね。 

実際に、熱中症と思われる症状がみられた場合は
涼しい場所に移動させ、身体（脇の下、もものつけねなど）を冷やし、水分や電解質（塩分）を補給すること。
自分で水が飲めないような状況ならば、すぐに救急車を呼んで病院に搬送しましょう。 

以上、参考にしていただき、熱中症の予防に心がけてください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012.7.６
　　
　　「当院の裏庭に咲いたノウゼンカズラの花」


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